地方声優の日常〜ボイスタレント・菱田盛之の雑記帳

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help リーダーに追加 RSS ノスタルジアをくすぐる「怪人」

<<   作成日時 : 2009/01/07 23:50   >>

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島根以来、ちょっと読書熱が高じていて、今移動中はほとんど読書です。
今年になって7日目ですが、今日3冊目の本を読了しました。
最近の僕にしては、なかなかのハイペースです。

今日読み終わったのは、北村想さんの『怪人二十面相・伝 PARTII』。
映画『K-20』に興味をそそられて読み出した『怪人二十面相・伝』の続編です。
読み出した当初は、細部の設定に共通している部分はあるものの、
あまりに映画版と物語がかけ離れているので、「おいおい」と思いましたが、
読み進めるうちにどんどん面白くなり、あっという間に2冊読破しちゃいました。

『怪人二十面相・伝』は、江戸川乱歩自身がついに語らなかった
「怪人二十面相は一体誰で、なぜ怪人二十面相になったのか」という謎を、
独自の解釈でつづった、タイトル通り「怪人二十面相の伝記」です。
僕らが少年時代に読んだ少年探偵団シリーズでは、
いつもケレン味たっぷりの劇場型犯罪を企てては明智小五郎と戦う
「純粋なる犯罪者」だった二十面相が、一個の人間として描かれます。

二十面相の生い立ちや行動理念も面白いのですが、
それよりも面白いのは、二十面相側から見た明智小五郎の姿。
あの名探偵は、頭脳明晰ながら狡猾・非情な「悪」の影をまとって、
二十面相の前に立ちふさがり、丁々発止の頭脳戦・心理戦を繰り広げます。
特に『PARTII』に登場する2代目明智に至っては、二十面相に追わされた
傷に対する復讐という動機を得て、ますます目がイッちゃってそうな狂躁ぶり。
かつて天知茂が演じたような、妖しいアダルト路線はもちろん、
金田一少年などに登場する美形路線は影もカタチもありません(^^;。
でも、二十面相サイドから見れば、少年たちを組織して事件にあたらせたり、
自分の劇場犯罪に、これまたケレン味いっぱいに対抗してくる探偵は、
こんな風に映ったのかも知れませんね。何となく説得力を感じる造形でした。

今やエロス猟奇どろどろ〜というイメージが強い江戸川乱歩ですが、
この作品を読んで、探偵冒険小説のワクワク感が甦ったように感じましたw。
そんな中、昨年の暮れにポプラ社から「ポプラ文庫クラシック」と題して、
『少年探偵』シリーズが文庫になって復刻されたではありませんか!
しかも、図書室などでよく見たあの表紙イラストも昔のまま。
何だかすごく読みたくなりました。うまい商売しますねぇ〜(笑)。
しかし…このシリーズって46巻もあるんですけど、全部出るのかな!?

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