地方声優の日常☆ボイスタレント・菱田盛之の雑記帳☆

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zoom RSS 「口調」と「意図」

<<   作成日時 : 2015/06/30 23:30   >>

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ちょっと難しい問題なのかもなぁとは思いつつ、
自分の考えをまとめておきたいので。

朝や午後のちょっとした時間など、時報がわり&情報収集にと
ニュース系のワイドショー番組を流していることが多いんですけど、
ナレーションなどで、話題になっている人物や外国の方のことばの引用を
セリフ調・アテレコ調で語られることに、違和感と疑問を感じてしまいます。
それは、発言の一部を抜き出し、そういう手法・演出を加えることによって、
もともとの発言や現場の空気にはなかったかも知れない
「意味」「意図」「雰囲気」が付け加わってしまう恐れがあるから。

ボイスオーバーでもそうなんですけど、
お芝居のキャラクターではない「実際にいる人」のことばを
その人になり代わって語るって、実はとても責任重大なことですよね。
発言者の人格や意図をゆがめてしまう危険もありえますし。
それが、「報道」というスタンスのものならなおさらだと思います(´・ω・`)。

発言者は、本当にそういう意図があって言ったのか?
発信する側に、「こう感じさせよう」という意図はあるのか?


演じている・語っている方の意図なのか、作り手さんの意図なのか、
どちらの意図であっても、自分が実際に語る・演じる以上、
「その口調・表現を選択する」ことの意味の重さは気にしないといけませんし、
もしも作り手さんの意図であるなら、「あえてそういう作りをされてる」わけで、
実は「世相の誘導」にもつながりかねない、怖いことではないかと思います。

本人の肉声でないピックアップされたことば、まして翻訳されたことばなどを
安易にセリフ口調にしてしまうのは危険だし、怖いと思います。

自分も、いつそういうフィールドで語る立場になるかも知れません。
託されたものを託した方の意図に沿うよう表現していくということが
「しゃべり手」としての僕らに求められることなのは確かですけど、
「それをしゃべる」ことの意味や影響には、意識を向けておかないとと思います。

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