アルジャーノンとノーマンと

ネットに流れていたニュースで、
作家のダニエル・キイスさんがなくなったことを知りました。86歳でした。
ツイッターなどを見ていると、この報に反応されてる方がたくさんいらっしゃって、
それだけ人々の心に残る作家さんだったんだなぁと感じました。

僕の読んだキイス作品は『アルジャーノンに花束を』だけなのですが、
知能が向上する手術を受け、短期間で超天才になった知的障害の青年。
しかし、時間が経過するとともにその効果は薄れていき…。
その経過を実感する恐怖と哀切と絶望感は、インパクト大でした。
中島敦さんの「山月記」と並んで、忘れられない作品です。

その『アルジャーノンに花束を』の翻案であるとされている
『スペクトルマン』の48話「ボビーよ怪獣になるな!!」と
49話「悲しき天才怪獣ノーマン」を観ました。
ダニエル・キイスさんを偲ぶ…という意味ではちょっと変ですが、
今手元に本がなかったので…(^^;。

最初に脳手術を施される犬のボビーのかわいさ。
知的障害を持つ青年・三吉に対する世間の冷たさ。
脳手術を実用化した堂本博士の傲慢さ。
怪獣化し、人間を襲い、スペクトルマンに倒されるボビーと、
それを自らの身に重ね合わせて絶望感と焦りを募らせる三吉。
そして、必死の研究も虚しく、ついに自らも怪獣化してしまう三吉の悲痛。
ラスト、丘の上にぽつんと立つ墓標の哀切。

子供番組とは思えない完成度と、じわじわ来るイヤな感じ…。
子供の頃もインパクト強かったけど、今観たらますます悲痛な話でした。
いやほんと、こんなのよく作ったなぁ(^^;。

この機会に、『アルジャーノンに花束を』だけでなく、
他のダニエル・キイス作品も読み返してみたいと思います。

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