「鼻濁音」が消えていく?(@@)

今日、ネットニュースにちょっと気になる記事が出ていました。
国立国語研究所の調査によると、日本語で優しく響く発音とされる
ガ行の「鼻濁音」を日常生活で使う人は5人に1人しかおらず、
全国的に著しく衰退傾向で、来世紀には東北地方でわずかに残るだけとなり、
それ以外の地域は消滅する可能性が高いのだそうです。

僕らのお仕事にとって、鼻濁音や母音の無声化は必ず勉強するものですから、
このニュースをシェアしたFacebookやツイッターでも、また事務所でも
いろんな人が関心を寄せ、話題に上りました。

もともとは、鼻濁音や無声化そのものは「発音しやすい」などの理由で
自然発生したもので、意識して使うものではなかったと思います。
「共通語」をまとめる際に、メインの基準とされた伝統的な東京方言が
厳格なガ行鼻濁音に関する法則を持っていたために
その要素の一つとして取り入れられたもののはずですから、
文法などと同様、後に体系化されたもので、そもそも地域性もあったし
一般に指導されてきたわけでもなかったんですよね。

ですから、日本のように、いわゆる「標準語」の指導が
ちゃんとされているわけでも使いこなされているわけでもないことばでは、
地域差や個人差、目的や時代によってかなり揺れがあると思います。

実際、一応体系的に学習して身につけている僕らのお仕事の現場でも、
例えば「耳なじみがいい」であったり、ノリや技術的な理由であったり、
「流通すること」重視で鼻濁音や無声化、読み方やアクセントが
左右されていることもよくあります。
ほんとは正しくなくても、みんながそう言ってるから…みたいな。

ことばは確かに生き物ですし、目的や業界によっても変わるでしょうけど、
よりよく発音するための要素ですから、基本的なことをちゃんと知って、
場に臨んで使いこなすというのが前提であってほしいですね(´・ω・`)。

「作法」的なものとしてはなくなることはないと思いますが、
ますますことばを仕事にする人のための専門技術のような、
特殊なものとなっていくのかも知れません。
でも、基準ちゃんと示し、自国のことばを大事にしていかないと、
ますます日本語は「標準語のない言語」になっていくように感じます。

そうなると、教育方面にも波及したり…話は大きくなっていきますね。
しかしたまにはそれくらい考えた方がいいと思いますよ。
「国語」って意外に顧みられてないですから(^^;。

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